
「蒸す」という魔法
我が家には、実家から持ってきた竹のせいろがある。 写真には一段しか写っていないが、二段重ねのなかなか立派なものだ。今の部屋に引っ越してくるとき、かつて買い集めたニッチな調理器具のほとんどは、フリマアプリで近所の人にあげてしまった。パスタマシンもホームベーカリーも、無料にすればあっという間に貰い手がついた。しかし、このせいろだけは「かさばるものは俄然不利」という引越し断捨離の荒波を、見事に生き延びたのだった。続きをみる
ピアノを弾いています。 でも、面白そうなことならすぐに飛びつきます。 旅行や料理が好きです。 インターネットで音楽活動をする人が増え始めた2007年頃から、たくさんの人と色んなイベントを作ってきました。 月刊Pianoという雑誌で2014年から楽譜の連載を続けています。
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我が家には、実家から持ってきた竹のせいろがある。 写真には一段しか写っていないが、二段重ねのなかなか立派なものだ。今の部屋に引っ越してくるとき、かつて買い集めたニッチな調理器具のほとんどは、フリマアプリで近所の人にあげてしまった。パスタマシンもホームベーカリーも、無料にすればあっという間に貰い手がついた。しかし、このせいろだけは「かさばるものは俄然不利」という引越し断捨離の荒波を、見事に生き延びたのだった。続きをみる

「孤独のグルメ」が大好きだ。主人公の井之頭五郎が、美味しそうにたくさんの皿に盛られた料理を食べていく映像は、本当に見ていて気持ちが良い。対照的に僕は、悩みというほど大げさなものではないが、昔からたくさんの量が食べられない。世の中には「大盛り無料」を心から喜べる人たちがいて、そんな人たちをちょっとうらやましく思いながら生きている。続きをみる

「モバイル北海道」というスマホ型の端末が流行っている。興味をひかれ購入してみた。充電が終わると、AIの声で「どこに行きたいですか」と言う。「じゃあ⋯⋯富良野のラベンダー畑で」その瞬間、周りが美しい風景に変わった。風も感じるし、ラベンダーの匂いもする。1Kのアパートとは思えない臨場感だ。続きをみる

のっけから大変マニアックな話をして恐縮ですが、サザンファンならきっと分かってくれると信じています。 続きをみる

「得意料理は」と聞かれたら、最近は「麻婆豆腐」と答えています。それが一番「得意料理」として答えるのにふさわしいものだと思っているから。カレーをスパイスから作ったり、ヨーグルトに鶏肉を漬け込んでから焼いて入れたりもした。粉から打って、パスタマシンで手作りのスパゲティを打ったこともした。土瓶蒸しも、瓦そばも、なんでも作ってみたい時期があったんですよ。でも、その「時間をかけてスペシャルなものを作る」というフェーズは終わったんです。続きをみる

「温泉たまごとは、タレを味わうために存在している」___と言い切ってしまいたいくらい、温泉たまごの「タレ」が好きだ。納豆のタレとも少し違う。もう少しだけ濃くて、甘くて、なんだかいろいろ入っている。自分でも作れないものかと成分表を見てみるが、カツオブシエキスのあたりから怪しくなり、諦めざるを得ない雰囲気になってしまう。ましてや「アミノ酸等」などとはぐらかされてしまったら、その境地にはどうやってもたどりつけない。等ってなんだ?続きをみる

カーリング、やったことありますか?おそらく、ほとんどの人が「ない」と答えると思います。実は僕、カーリングをやったことがあります。と、偉そうに書きましたが、まったくのド素人です。続きをみる

その日僕は国会図書館にいました。日本中のありとあらゆる本、そのすべてが揃うと言っても過言じゃない、図書館界の頂点のような存在です。普通の図書館なら棚に並べられている本を自分で探して見つけますが、さすがは国会図書館。一部の新聞や地図を除き、本は全く並べられていません。そのかわり目当ての本を検索するパソコンが置かれた机がおびただしい量並んでいて、実際に手に取りたい本は申込みをして書架に取りに行ってもらうスタイルになっています。続きをみる